世界遺産広島原爆ドーム特集

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世界遺産広島原爆ドーム特集

広島の原爆ドームで世界の平和を考える旅。広島観光で外せないスポットといえば宮島、そしてこの原爆ドームです。広島の原爆ドームとはその名の通り、第二次世界大戦中ここ広島の地が原爆投下によって焼け野原となってしまった際の爪痕として、当時の姿そのままに残されている建造物です。

原爆投下前には広島県産業奨励館という建物で、広島県の物産陳列館として機能していました。鉄骨をあらわに剥きだしつつも、シルエットは元の形に近い状態を保っており、それがより痛々しく原爆および戦争のひどさを物語っています。老朽化によって倒壊を懸念されていましたが、現在は修復工事も施されユネスコ世界文化遺産のひとつに登録されましたが、二度と同じ過ちを犯さないようにとの願いを込めて「負の世界遺産」とも呼ばれています。

広島の原爆ドームとセットで訪れていただきたいのが、川を挟んだ向かいに広がる平和記念公内にある「平和記念資料館」です。平和記念資料館は広島の歴史から始まり、戦時中のさまざまな資料や展示物、そして原爆による被害を実感することができる品々が並べられています。原爆投下時に着用されていた焼け焦げた衣類や、原型を留めないほどに変形した食器類などの展示品は原爆のすさまじさを伺い知ることができ、思わず絶句してしまいます。

子供の来訪者の中には、この平和記念資料館の見学によって恐怖感を植え付けられトラウマを抱えてしまう子供もいる程ですが、戦争というものや原爆、核兵器というものに対する考え方として、その感覚はある意味正常であり重要なことでもあります。お子さんのフォローやケアはご両親方がしっかり行うということ前提で、積極的に平和記念資料館にて戦争について、また原爆について、そして平和の大切さについて家族や友人の方たちと考える機会を設けていただきたいものです。しかし戦争の爪痕を如実に表す反面、この原爆ドームという建物は戦争、原爆による被害からの復活を物語るシンボルともなっています。原爆投下直後、この先数十年間は草木が育たないであろうと言われ、全てを失ってしまった広島でしたが、現実にはわずか数年で人々は活気を取り戻し草木も無事育つようになっています。

戦争の愚かさと同時に人類の強さや、諦めないことの大切さを知ることができるスポットだとも言えるでしょう。現在の穏やかな広島の風景の中にあって異彩を放つ原爆ドームですが、世界中が平和であることの大切さ、争いの無益さを学ぶためにも家族や友人、恋人と訪れて頂きたい観光地のひとつです。

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